今年は例年とは全く異なる状況によってさまざな活動が減速していますが、実は求職者の動きはとくに鈍化していません。逆に採用に力を入れる企業は、今が優秀な人材を獲得できる時期と捉えています。
それは、Googleトレンドの求人に関する検索推移からも見て取れます。
※「東京 求人」と「大阪 求人」における検索数の推移です(2020年6月27日時点)。
またこうした求職者の動きは、転職サイトでも確認されています。
大手転職支援サービス企業が2020年6月15日に発表した「転職求人倍率リポート」では、求職者の動きは引き続き活発であるとし、年末に向けて転職希望者数は増加するとの見解を示しました。
毎年この時期は、年末年始に向けて転職活動を開始する求職者が増加します。
つまり、採用で競合する企業が減少する今なら、普段は他の企業に取られてしまう優秀な人材を採用できる可能性があるということです。
この結果から分かるのは、多くの企業が事態の収束を予測しているということ。
求人数の低下は一時的な現象の可能性があり、いずれは激しい採用競争が再開される可能性があります。
優秀な人材を獲得したい企業にとって、あえて今採用を強化しておくのも一つの戦略かもしれません。
日本中でさまざまな活動が減速傾向にある中でも、求職者は例年以上の動きをみせています。 採用に苦戦中の企業にとっては、今の状況はまたとない機会かもしれません。
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